8月 6, 2022 スーパーマーケット 流通業 0

東海岸で107ヵ所の大型グローサリー店を展開するウェグマンズは、本社所在地であるロチェスター地区の2ヵ所の店舗で、売場のリセットをしていると地元のメディアが報じている。売場がリセットされている店舗は、ヘンリエタとジニーバの店舗で、これまであったオーガニック商品を集めた「ネーチャーズ・マーケットプレイス」が無くなり、それらの商品は、通常のコンベンショナル商品と共に陳列される。同社の広報担当者によると、顧客がオーガニックとコンベンショナルの商品を同じ通路の棚で購入することを好んでいると説明されている。

Wegmans Fairfax, circa 2015

ニューヨーク州ロチェスターは、商務省国勢調査局によると、人口21万余り、人種構成は白人が45.4%、黒人が39.4%、アジア系が3.3%、中間世帯収入が年$37,395, 貧困率が30.4%となる。郊外を含むメトロポリタン地域では100万人余りの人口で、白人が83.35%、黒人が10.73%、中間世帯収入が$61,747となり典型的な中流地域となる。ウェグマンズの顧客は決して貧困ではないが、やはり最近のインフレーションで、購入商品に変化があるようである。以前はオーガニック専用の売場で商品を選んでいた消費者が、通常の商品との売価比較をし始めていると思われる。オーガニックの野菜の生産者団体であるOPN(Organic Produce Network)が発行している最新のレポートによると、2022年第2四半期には、オーガニック野菜の販売額は前年比3.7%増えたが、販売量は2.8%減ったそうである。通常の野菜は、同期で売上が7.0%増え、販売量では2.0%減っている。オーガニックは総額の11.7%を占め、量では6.2%を占めている。つまり、中流以上の世帯でも、買物行動に変化が生じている事になる。ウェグマンズも、顧客の変化に速やかに対応した売場造りをしている様である。