8月 10, 2022 スーパーマーケット 流通業 経済 0

フード・ライオン、ストップ&ショップ、ジャイアントなどのバナーでスーパーマーケットを展開する、オランダに本拠をもつアホールド・デルヘイズは、7月3日で終わった2022年度第2四半期の業績を発表した。総売上は前年比15.0%増加して214億ユーロ、既存店売上は4.7%増加した。売上の60%以上を占めるアメリカの売上は7.7%増加して136億ユーロ、既存店売上は6.4%増加、営業利益は3.6%増加して6.4億ユーロ、オンライン売上は16.4%増加して9.9億ユーロだった。この結果を反映して、今年度全体では、1株あたりの利益で、前年比1桁の中間の増加予測に上方修正している。食品小売業界は、大手を中心に堅調な業績を維持している。

米国労働省労働統計局が発表した、7月の都会地域の消費者物価指数は、季節調整後1.3%増加した6月から変わらず、過去12ヵ月では8.5%(季節調整前)の上昇率となった。食品とエネルギーを除くと0.3%上昇(過去12ヵ月では5.9%上昇)した。食品は+1.1%(+10.9%)うち外食は+0.7%(+7.6%)、家庭での食費は+1.3%(+13.1%)、エネルギーは-4.6%(+32.9%)、うちガソリンは-7.7%(+44.0%)、燃料油は-11.0%(+75.6%)、電気代は+1.6%(+15.2%)、天然ガスは-3.6%(+30.5%)、新車は+0.6%(+10.4%)、中古車は-0.4%(+6.6%)、アパレルは-0.1%(+5.1%)、医療品は+0.6%(+3.7%)、エネルギー関連以外のサービスは+0.4%(+5.5%)、住居費は+0.5%(+5.7%)、運輸サービスは-0.5%(+9.2%)、医療サービスは+0.4%(+5.1%)だった。

Aldi Flyer 8/10/2022
Amazon Fresh Flyer 8/10/2022

ガソリンなどエネルギー関連の物価が下がっており、食品や住居費の上昇を相殺した。エネルギーと食品を除いた物価指数は過去3ヵ月の上昇率を下回り安定してきている。最近、スーパーマーケットでもセール商品が増え始め、仕入れ価格、サプライ・チェーンの改善を示唆している。