8月 20, 2022 アパレル オフ・プライス・ストア オンライン・リーテイラー オート用品ストア シュー・ストア スペシャリティー・ストア ダラー・ストア.チェーン ドラッグ・ストア ホーム・ファーニッシング 流通業 0

全米小売業協会(NRF)は、小売店舗の新規開店計画が2021年と同程度となり、閉店数は60%減少している とレポートしている。インフレーションに対処するため連邦準備制度は金利を引き上げてきているが、低い失業率やパンデミック中に急増した2.5兆ドルの余剰預金などで、今のところ消費需要は衰えていない。業界調査会社であるザ・デイリー・オン・リーテイルによると、2022年前半となる6月までに、主要小売業は5,080ヵ所の新規開店を発表しており、これは2021年度と似たペースである。一方、閉鎖計画は895ヵ所で、昨年の2,040ヵ所ほどから63%ほど減少している。新規開店計画は、ディスカウント/ダラー・ストア/オフ・プライス・ストアに集中しており、オンライン・リーテイラーとの競争に強いフォーマットが多くを占める。

主なところでは、$5以下の商品を主に販売するファイブ・ビロウは、2030年末までに店舗数を3倍に増やす計画を発表しており、今後4年間に925から1,000 ヵ所の店舗を、現在展開されている1,200ヵ所ほどの店舗網に加える。ファミリー・ダラーは400ヵ所を、現在の8,000ヵ所以上の店舗に加える予定で、親会社となるダラー・ツリーも、現在の1,200ヵ所以上の店舗に190ヵ所を加える。ダラー・ジェネラルも、昨年末に発表された1,100ヵ所の新規開店を積極的に進めているが、この数は、上記の今年発表の新規開店数には含まれていない。

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オフ・プライス業界では、最大手のTJXは、4,700ヵ所以上の店舗網に今年150ヵ所、バーリントンは、840ヵ所ほどに90ヵ所、ロス・ストアは1,900ヵ所以上の店舗網に、75ヵ所のロス・ストアズと25ヵ所のdd’s・ディスカウントを、それぞれ加えると発表している。

オンラインに対して競争力があると見られる自動車部品の大手チェーンであるオーライリー・オートモーティブは、5,700ヵ所以上ある現店舗網に加えて175ヵ所から185ヵ所の新規開店を計画、アドバンス・オート・パーツは、現在の5,000ヵ所程の店舗網に125ヵ所から150ヵ所の新規店舗を加える計画をそれぞれ発表している。一方、オートゾーンも、店舗を増やしてきているが、今年の新規開店計画は、まだ発表していない。

デジタル・ネーティブのリーテイラーもリアル店舗開店を進めており、眼鏡販売のワービー・パーカーは、現在160ヵ所程の店舗網に、今年40店舗を加える。ギャップ傘下のアスレタ・ブランドは、現在の227店舗に30から40ヵ所を、ファブレティックスは、70以上に30ヵ所を、ブルックリネンは、25ヵ所から30ヶ所の店舗を2024年までに、それぞれ新規開店すると発表している。

一方、店舗閉鎖を発表している主な小売チェーンでは、フット・ロッカーが90ヵ所(現在2,800+に新規開店100ヵ所-閉鎖190)、シアーズ・ホームタウンは現在の店舗200ヵ所ほどの半分を閉鎖、ライト・エイドは145ヵ所を閉鎖(現在2,400+)、Amazonはフレッシュ・グローサリー以外の店舗を全て閉鎖すると発表している。

閉鎖店舗数の多いチェーンでは、ギャップが50-60(現在960+)、ジェネスコが46(1425)、スケッチャー、バス&ボディー・ウォークス、チコス、ホワイト・ハウス/ブラック・マーケット、チルドレン・プレイスは、それぞれ最低40ヵ所の店舗を閉鎖する。

小売フォーマットによる違いが大きいが、勿論それだけでなく経営努力も影響している。最近倒産申請が心配されているベッド・バス&ビヨンドも、今後閉店の対象となる店舗が増えると予測される。