9月 16, 2022 オンライン・リーテイラー 流通業 0

9月14日と15日にシアトルで開かれた、Amazonのセラー・コンフェレンス(Amazon Accelerate)で、先日発表されたAmazon Warehousing & Distribution と共に、新しいサービスがいろいろ紹介されている。バイ・ウィズ・プライムを利用しているセラーに対して、Emailマーケティングが無料で提供され、Amazonで購入額の多い顧客を対象に、マーケティング・メールを配布する。リピーター、最近の顧客、購買額の多い顧客など、最もロイヤルティの高い顧客にメール・マーケティングが可能となる。また、メールの開封、リンクをクリック、メールの受信、オプト・アウト率(メール受信を拒否)、売上、コンバージョン率など顧客のエンゲージメント情報も提供される。テイラード・オーディエンシス(特定の選ばれた受信者リスト)を現在テスト中で、来年初めには国内の全セラーに提供される計画である。利用は、セラーのオンライン・ポータルで簡単に行え、メールのコンテンツ・デザインもテンプレートを使って作れるようになる。他にも、宣伝、フェースブック/インスタグラムのソーシャル・メディア宣伝、プライム会員へのマーケティングなど、マーケティング・ソリューション、コンバージョン率を上げるセラーの販売状況の分析ツール、また、Amazonが最近買収したビーコ(Veequo)による、割引配達のサービスも紹介されている。

Buy with prime

Amazonは、同社の最終配達を担うデリバリー・サービス・パートナーのドライバーに対して、最大$5,250の学資補助、401Kの年金基金に総額6,000万ドルの資金援助も発表している。ガソリン代の高騰などで実収入が減っている配達人に対する支援策である。本体の小売売上が伸びていない現状で、付随サービスによる収入を増やしているのだろう。今日、フェデックスが業績予測の下方修正を発表し株価を下げているが、Amazon、ウォルマート、ターゲットなど、自社の配達網を拡大している小売業が増えてきており、配達業界の競合状況にも影響し始めている様である。