10月 14, 2022 アパレル オンライン・リーテイラー オート用品ストア ジェネラル・マーチャンダイジング・ストア スポーティング・グッズ ダラー・ストア.チェーン ディスカウント・ストア デパートメント・ストア ヘルス&ビューティー ホーム・インプルーブメント・センター ホーム・ファーニッシング 会員制倉庫型店 家電・電子機器チェーン 流通業 経済 0

Amazonは、今週の火曜日と水曜日に行われた、プライム会員用のアーリー・アクセス・セールの売上状況を発表している。世界中のプライム会員は、トップ100のディール・リストに挙げられた、マックブック・エアM1、ペロトン・バイク、ボーズのイヤーバッドとヘッドフォンなど割引商品がベストセラーで、消費者はホリデーのために購入している。また、中小がほとんどのマーケットプレイスのセラーは、1億アイテム以上を販売し、特に玩具やゲームのカテゴリーが人気だった。ベスト・セラーのカテゴリーは、アパレル、ホーム、玩具、Amazon機器で、国内では、ラニージ・リップ・スリーピング・マスク(ナイトクリーム)、アップル・エアポッド(第2世代)などの人気が高かった。玩具では、プレイセット、バービー人形、メリッサ&ダグ(幼児の玩具)などだった。世界中ではAmazonのエコー、ファイアTV、キンドルも人気だった。

7月のプライム・デイでは、世界中で3億アイテムが購入され記録だったと発表しており、今回はそれを大分下回っている様である。ビジネス・インサイダーは、Amazonのリーダー達に伝達されたスライドを入手して、今後さらに倹約する様にとの指令が出ていると報じている。

商務省国勢調査局が発表した2022年9月の小売売上高は、8月からほぼ変わらず、休日、営業日の違い及び季節を調整済み(価格変化は含まず)で6,840億ドル、前年比では8.2%増加となった。2022年7月から9月までの3ヵ月間の合計額は、前年比9.2%増加、2022年7月から8月の変化は、0.3%z増加から0.4%増加に改定された。車と用品,ガソリン販売を除くと+0.3% (前年比+7.5%)、フード・サービスを除く小売だけだと-0.1%(+7.8%)となる。
販売チャネル別売上推移は次の通り:

販売チャネル2022年9月/8月2022年/2021年
車と用品-0.4% +5.6%
家具と家庭雑貨-0.7% +0.9%
家電・電器製品-0.8% -8.6%
住宅資材とガーデン用品-0.4% +9.7%
食品と飲料+0.4% +6.4%
健康美容商品+0.5% +4.3%
ガソリン販売-1.4%+20.6%
衣料とアクセサリー+0.5% +3.1%
スポーツ用品・趣味・書籍・音楽-0.7% +3.7%
ジェネラル・マーチャンダイズ+0.7% +3.7%
その他の雑貨チェーン-2.5% +8.2%
無店舗販売+0.5% +11.6%
フード・サービス+0.5%+11.4%

食品と飲料、健康美容商品、衣料とアクセサリー、ジェネラル・マーチャンダイズ、無店舗販売、フード・サービス以外は全て売上が落ちている。ジェネラル・マーチャンダイズは食品も販売しているディスカウントが85%ほど占めているため、必需品で増加したとみられる。同様にオンラインが90%ほどを占める無店舗販売は、Amazonをはじめ主要なディスカウント・チェーンなどがセールを行った結果だと推測される。食品は、昨日の物価指数では前年比13%上がっており、販売量ではかなり減っている。一部のアナリストは、小売業界のアルマゲドンと描写しており、それほどでは無いにしても景気後退は始まっている様である。