11月 1, 2022 オンライン・リーテイラー ディスカウント・ストア 流通業 経済 0

Amazonは、同社の音楽を無制限に聴けるサブスクリプションを月額 $8.99(年$89)で提供しているが、このサービスをプライム会員に無料で提供すると発表した。このサービスは広告無しで、1億以上の音楽が含まれる。ただ、曲を選ぶ機能はなく、アーティスト、アルバム、プレイリストをシャフルして聴くか、ダウンロードする様になる。またCNN、NPR, ESPN, The New York Timesなどのポッドキャストも選べる。これらには、Amazon専用の新しいポッドキャストも含まれている。音楽を高音質のHDで聴くためには、これまでのサブスクリプションが必要となる。

Amazon Music

Amazonは、今年からプライム会員の年会費を、これまでの$119から、$139に値上げしており、音楽を無料にすることで多少割高感を緩和すると同時に、ホリデー商戦でプライム会員を少しでも増やそうという試みだろう。

一方、ウォルマートは、同社の+会員の年会費を、新規会員に対して11月1日から3日まで、半額の$49にすると発表している。会員になると、11月7日から始まるブラック・フライデイ・ディールを、一般顧客より7時間早くアクセスが可能となり、多くのスペシャル・バイを含むホリデーの目玉商品を購入することができる。

両社とも、今年のホリデーを機に会員を増やすことで、売上を上げると共に、最低1年間の高額購入の顧客を確保するための販促である。FTIコンサルティングによると、小売業界の在庫は2022年第2四半期で前年比31%増加しており、アパレル、ホーム・インプルーブメント業界で顕著である。業界では第3四半期にもセールを行っており、多少は過剰在庫が軽減されているだろうが、ホリデー商戦ではさらに販促が増えると予測される。ただ、インフレ下、最終売価にはあまり反映されていない様である。新規のアジアからのソーシングも激減しており、2021年の9月には1台$20,586だったコンテイナーによる輸送費が、現在13%ほどの$2,720に下がっていると、ワシントン・ポストは報じている。この傾向は、いずれ物価の安定には寄与するだろうが、世界的な景気後退にも波及すると心配される。