労働省労働統計局は、2022年10月の就労者数が26.1万人増加、失業率は9月の3.5%から上昇して3.7%だったと発表した。失業者総数も610万人に増加した。労働参加率は62.2%に、人口比では60.0%に微減した。2020年2月は、それぞれ63.4%/61.2%だった。就労希望を持っているが働いていない人達の数は微減して570万人で、2020年2月の500万人より多い。潜在失業者数は150万人に減り、彼らは労働市場から離れており、過去1年間に仕事を探した事があるが、至近の4週間に求職していない為、失業者として数えられていない。農業以外の民間の平均時給は$32.58となり年比で4.7%上昇した。製造業で管理職以外の社員の平均時給は先月より0.3%増え$27.86だった。
主な雇用数の前月からの増減は、建設が+1、製造業が+32、卸し業が+14.6、小売業が+7.2、運輸倉庫が+8.2、公益事事業が+1.1、情報産業が+4、金融が+3、専門職が+39、教育保健業界が+79、レジャー産業が+35、その他サービスが+9、公務員数が+28となった。(単位は千人)
雇用数の増加が伸び悩んでおり、求人難も解消している様である。Amazonは本社要員の新規雇用をしばらく凍結すると発表しており、業界の不透明な先行きを反映している。
リミテッド・アソートメントのディスカウント・チェーンであるアルディは、感謝祭を前にして、関連商品の価格を、11月2日から2019年の売価に引き下げると発表した。前菜、デザート、付け合わせ、飲料などを含み、引き下げ率は最大30%となる。

昨日レポートしたウォルマートの価格引き下げは昨年の価格で、アルディはさらに2年遡っている。ただ、七面鳥は入っておらず、通常の価格となる。勿論返品は可能なので、競合より安く価格設定がされているのだろう。