11月 18, 2022 アパレル オート用品ストア カー・ディーラー ジェネラル・マーチャンダイジング・ストア スペシャリティー・ストア スポーティング・グッズ ディスカウント・ストア デパートメント・ストア フードサービス ヘルス&ビューティー ホーム・インプルーブメント・センター 家電・電子機器チェーン 流通業 0

ディスカウント・ストア・チェーン大手のターゲットは、10月29日で終わった2022年度第3四半期の売上が、前年比3.3%増加して261億ドル、総収入は3.4%増加して265億ドル、既存店売上は2.7%増加(2021年は12.7%増加)、うち客数は1.4%、客単価は1.3%それぞれ増加、営業利益は49.2%減少して10億ドル、純利益は52.1%減少して7億ドル、1株あたりの利益は49.3%減少して$1.54だったと発表した。商品カテゴリーでは、ビューティー、食品と飲料、家庭必需品などが好調で、任意購入商品は不振だった。この結果を反映して、第4四半期は既存店売上で1桁の前半で減少、営業利益率3%をそれぞれ中間としてかなりの幅の増減予測に下方修正している。

この結果は、競合のウォルマートより悪く、昨年までの急成長から成長鈍化を反映している。他のニュースで、メイシーズ、コールスなど百貨店も、第3四半期の売上減少を発表しており、インフレーション、景気後退、サービス消費増加などの影響が出ている様である。

商務省国勢調査局が発表した2022年10月の小売売上高は、8月から1.3%増加し、休日、営業日の違い及び季節を調整済み(価格変化は含まず)で6,945億ドル、前年比では8.3%増加となった。2022年8月から10月までの3ヵ月間の合計額は、前年比8.9%増加、2022年8月から9月の変化はほぼ変わらず、改訂されなかった。車と用品,ガソリン販売を除くと+0.9% (前年比+8.0)、フード・サービスを除く小売だけだと+1.2%(+7.5%)となる。
販売チャネル別売上推移は次の通り:

販売チャネル2022年10月/9月2022年/2021年
車と用品+1.3% +5.2%
家具と家庭雑貨+1.1% +0.4%
家電・電器製品-0.3%-12.1%
住宅資材とガーデン用品+1.1% +9.2%
食品と飲料+1.4% +7.6%
健康美容商品+0.5% +5.4%
ガソリン販売+4.1%+17.8%
衣料とアクセサリー 0.0% +3.1%
スポーツ用品・趣味・書籍・音楽-0.3% +2.5%
ジェネラル・マーチャンダイズ-0.2% +2.3%
その他の雑貨チェーン+0.3%+10.4%
無店舗販売+1.2% +11.5%
フード・サービス+1.6%+14.1%

全体では微増しているが、家電・電器製品、スポーツ用品・趣味・書籍・音楽、百貨店やディスカウントを含むジェネラル・マーチャンダイズの売上が落ちてきている。無店舗販売は、特別セールの効果