ダラー・ストア・チェーン大手のダラー・ジェネラルは、10月28日で終わった2022年第3四半期の売上が前年比11.1%増加して95億ドル、既存店売上は6.8%増加、営業利益は10.5%増加して7.4億ドル、1株あたりの利益は12.0%増加して$2.33だったと発表した。CEOのジェフ・オーウェンは、難しい環境下で顧客に奉仕してくれている社員に感謝しています。力強い売上成長、客数増加、市場シェアの拡大を嬉しく思います。サプライ・チェーンのコスト増加によって、予測を上回る配送と運輸コストでしたが、我々のチームの努力によって1株あたりの利益を2桁代で成長させる事ができました。今期、800ヵ所の改装/新規開店を行い、2023年度には1,050ヵ所ほどの新規開店を含み、3,170ヵ所で店舗投資を行いますと述べている。2022年度第4四半期には、既存店売上で6%から7%の増加、 1株あたりの利益で$3.15から$3.30の予測に上方修正している。
インフレ下で、バリューを求める顧客によって追い風を受けているダラー・ジェネラルである。
労働省労働統計局は、2022年11月の就労者数が26.3万人増加、失業率は10月の3.7%から変わらなかったと発表した。失業者総数もほぼ変わらず600万人だった。労働参加率は62.1%に、人口比では59.9%に微減した。2020年2月は、それぞれ63.4%/61.2%だった。就労希望を持っているが働いていない人達の数は微減して560万人で、2020年2月の500万人よりは多い。潜在失業者数は150万人で変わらず、彼らは労働市場から離れており、過去1年間に仕事を探した事があるが、至近の4週間に求職していない為、失業者として数えられていない。農業以外の民間の平均時給は$32.82となり前年比で5.1%上昇した。製造業で管理職以外の社員の平均時給は先月より0.1%上がり$28.10だった。
主な雇用数の前月からの増減は、建設が+20、製造業が+14、卸し業が-3.3、小売業が-29.9、運輸倉庫が-15.1、公益事事業が-0.5、情報産業が+19、金融が+14、専門職が+6、教育保健業界が+82、レジャー産業が+88、その他サービスが+24、公務員数が+42となった。(単位は千人)
小売業や運輸倉庫は、過剰人員を整理している。レジャー産業の急増は感謝祭などホリデー・シーズンの外食が増えているためと思われる。就労状況は今のところ悪化していない。