食品小売業界で急速に店舗数を増やしているアルディは、アルバートソンズを抜き、ウォルマート、クローガーに次いで3番目のチェーンとなった様である。同社のウェブサイトでも、2022年の終わりまで、3番目の店舗数をもつチェーンになると述べている。アルバートソンズは、先日の2022年度第3四半期業績発表時に、期末の店舗数は2,270ヵ所とレポートしており、スクレープヒーローがまとめた、40州で2,270ヵ所のアルディの店舗数と同数となる。しかし、アルディの企業サイトの社員募集を見ると、店舗要員の募集数だけで2,429件出ており、最近インフレーションによって急成長している同社の人手不足と新開店増加の様子が伺える。
一方、アルバートソンズの業績は、12月3日で終わった第3四半期の総収入が前年比11.6%増加して182億ドル、既存店売上は7.9%増加、デジタル販売は33%増加、純利益は11.5%減少して3.8億ドル、1株あたりの利益は73.0%減少して$0.20だった。同社のロイヤルティ会員数は16%増加して3,300万人となった。今期に、優先株の一般株式への転換を行ない特別経費を計上、これら特別経費を除いた調整後では増益となる。
クローガーとアルバートソンズの合併合意はまだ決着がついていないが、今年中には何らかの形で進むと思われる、