廉価なステーキ・ハウスとして人気の高いテキサス・ロードハウスのステーキが何故安いか、情報サイトの「Eat This, Not That」が解説している。このレストラン・チェーンは、インディアナ州クラークスビルで1993年に創業され、現在はケンタッキー州ルイビルに本拠を構え、2022年9月27日現在で、49州と外国で643ヵ所のテキサス・ロードハウス、38ヵ所のバッバス、4ヵ所のジャガーズのレストランを展開している。安さの秘密は次の6つである。
- 低価格がこのチェーンのビジネス・モデルとなっており、ロス・リーダーとして奉仕しているメニューもある
- アップセルが巧みである。ステーキの粗利を減らし、アルコール飲料や他のメニューで粗利をミックスしている
- 牛肉の仕入れ業者とスペシャル・ディールを維持している。数ヶ月から1年くらい先行仕入れをすることで仕入れ価格を抑えている
- 昼食をやっていない。夕食メニューだけの提供で、不動産など他の経費率を下げている
- メニューをほとんど変えない。新メニューによる販促などをせず、オペレーションを簡素化することで経費を抑えている
- スケールで競争。同社は2021年に37億ドルを売上、2番手のアウトバックの26億ドルを圧倒している。薄利多売で利益を挙げている。
南カリフォルニアでは、一番近くでコロナまで行かないとないが、冬場はスキーに行った帰りなどに寄ったりする。昼食はやっていないが、午後3時から空いており、6時までは早割のメニューがある。6oz(約174グラム) のトップ・サーロイン・ステーキが$10余りで食べられる。他にもチキンやポークのスペシャルが揃っている。ただ、せっかくステーキを食べるのならとニューヨーク・カットやリブアイなどを頼むと、通常のメニュー価格になってしまう。それでも他のレストラン・チェーンと比較するとバリューがあるレストランである。
