Amazonは、プライム会員を対象に、調剤のサブスクリプション・サービスとなる「RxPass」を発表した。毎月$5のチャージで、高血圧、精神不安、逆流性食道炎など、80種以上の症状に使われるジェネリック薬を顧客宅に配達する。このサービスは、プライム会員の新しい恩典の一つとなり、毎月維持薬を服用しており、$5以上の個人負担がある人達にとって節約となる。同社の推定では、1億5千万人以上のアメリカ人は、RxPassに含まれる何らかの調剤を服用しているそうである。また、ほぼ半分の成人は、2種類以上の調剤を服用しており、1/4の人達は、これら調剤の購入が困難だと答えている。RxPass紹介のビデオ
調剤は、医師から処方箋をもらい薬局などで購入する必要がある。維持薬の場合は、30日毎に購入しなければならない場合が多く手間となる。健康保険会社の指定するPBM(ファーマシー・サービシス・マネージメント)が提供する郵送サービスを使えば送ってくれるが、結構自己負担額が高く、ジェネリック剤の場合、ディスカウント・ストアなどで購入した方が負担が少なくなる場合が多い。ウォルマートは月額$4でサブスクリプション・サービスを提供しており、大手薬局チェーンでも似たようなサービスがある。Amazonの場合月額が$1高いが、配達と注文の簡便さを考慮すると価値があると思われる。