ウォルマートは、社員の待遇改善に投資を行うと発表した。インフレーション下で影響を受ける社員に対して、キャリア構築の機会を与え、時給の引き上げとなる人材投資を決めた。3月2日に支払われる予定の給与は、国内の平均時給が$17.50以上となる。次に、同社のオート・ケア・センターで働く社員に対して、チーム・リードの役職を加えて給与も引き上げる。3番目には、新しく大学の学位と修了証明を、リブ・ベター・Uの教育プログラムに加える。これは変化するビジネスに必要なスキルを与え、新しいキャリアの機会とする。パートタイム及びフルタイムのアソシエーツには、最初から学費と費用が100%支払われる。4番目には既に発表されている、アソシエーツからドライバーに職種を拡大するプログラムで、業務用の免許証取得のサポートをする。ドライバーとして働くと、年収が最高11万ドルとなる。このプログラムは、店舗のアソシエーツも参加できる。ウォルマートUSのCEOジョン・ファーナーは、社員に宛てたノートで、プログラムの詳細を述べている。紹介ビデオはこちら
大きく変化する経済や就労環境に対する迅速な対応策となる。小売業は労働集約型の業界として、人材投資の重要さを改めて感じさせる。日本でもファーストリテイリングの、大幅な給与増額がニュースになっていたが、先見のある判断だと思われる。Kudo for Uniqlo!