調査会社のeMarketer/Insider Intelligenceがアメリカの成人が有料会員になっている小売業の会員数のランキング発表している。一番多いのは、Amazon プライムで成人の60%が加入、2番目以降はサムズ・クラブが26%、コスコが24%、ウォルマート+が23%、ドアダッシュ・ダッシュパスが11%、ベスト・バイが13%、ナイキが14%、インスタカート・エクスプレスが8%、シップトが4%、フレッシュダイレクト・デリバリーパスが4%、その他が2%で、どこにも加入していないと答えた人達が16%だった。世代や性別によっても変わるが、全体的には男性の会員が多く、18歳から34歳の若い層では、Amazonプライム、サムズ・クラブ、ウォルマート+、ドアダッシュ・ダッシュパス、ベスト・バイ、ナイキ、インスタカート・エクスプレス、シップト、フレッシュダイレクト・デリバリーパスなどで多い。コスコは35歳以上の人達に会員が多くなっている。2022年6月の調査と比較すると、プライム会員は62%から60%に減少、ウォルマート+は11%から23%に倍増している。中でも18歳から34歳では、19%から43%に急増している。この調査は2022年12月に行われた。

ウォルマートは、サムズ・クラブも含み会員数が急増しており、Amazonのサービスに対して全て対抗する同社の電子コマース戦略が成功している事を示している。今後は、粗利の低いグローサリー以外のジェネラル・マーチャンダイズ商品の販促が進むと思われる。