2月 11, 2023 オンライン・リーテイラー スポーティング・グッズ ホーム・インプルーブメント・センター 家電・電子機器チェーン 流通業 0

アドビ・アナリティックスが、1月のオンライン物価指数が前年比で1%下がったと発表している。この傾向は過去5ヵ月続いているが、2022年12月と比較すると1.7%上昇している。これはホリデー・シーズン中に、家電、玩具、コンピューター、ホーム/ガーデン商品、アプライアンス、スポーツ用品などの売価が下がったためと分析されている。しかし、グローサリー、ペット用品、工具類などは相変わらずインフレ価格が続いている。1月の前年比の指数下降は、主に家電の値下がり(前年比-11.9%、前月比+2.1%)が影響しており、グローサリー価格の上昇(前年比+12.6%、前月比+0.4%)が相殺している。

生活必需品の物価上昇は、消費者の任意購入に影響を与えており、1月のオンライン購入は722億ドルで、前年比1.7%の増加となった。販売側が、売価を抑えて、過剰在庫の整理をしているとみられる。

この調査結果は、米国労働省の統計を元に、フィッシャー・プライス・インデックスを使ってオンライン物価指数をまとめている。

DPI vs CPI by Adobe

この傾向は、今後発表されるホーム・デポ、ロウズ、ベストバイなどの四半期業績に反映される可能性があり、発表に注目したい。