3月 11, 2023 ホーム・インプルーブメント・センター 流通業 0

ホーム・インプルーブメント・センター大手のロウズは、サプライ・チェーンに対する設備投資の一環として、オンライン注文のフルフィルメント・センターを建設しているが、これらの施設の一部を輸入品配送センターとして使い、アウトドア家具や季節商品の倉庫として利用していると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。これまでの配送では、輸入されたこれらの商品は、全て店舗に配送され、店舗で保管出来ない商品は、商品を必要とする他の店舗に、店舗が配送料を負担して送付されていた。コロナによるサプライ・チェーンの問題で、ロウズの配送/フルフィルメント施設は100ヵ所以上に拡大されており、これらの施設の有効利用は生産性改善ともなる。

競合大手のホーム・デポも、150ヵ所ほどの配送センター/フルフィルメント・センターを運営しており、ほとんどの商品がパス・スルーされるラピッド・デプロイメント・センター、通常の配送センター、大型商品を扱うバルク・ディストリビューション・センター、フルフィルメント・センターなどを運営して最適な配送を行なっている。

小売業各社は、パンデミックによるサプライ・チェーン問題で、様々な革新を進め最適化しようと努力している。