3月 15, 2023 アパレル オンライン・リーテイラー オート用品ストア カー・ディーラー グローサリー・デリバリー コンビニエンス・ストア ジェネラル・マーチャンダイジング・ストア スポーティング・グッズ スーパーマーケット ディスカウント・ストア デパートメント・ストア ドラッグ・ストア フードサービス ホーム・インプルーブメント・センター 会員制倉庫型店 家電・電子機器チェーン 流通業 経済 0

スーパーマーケット大手のクローガーは、中型サイズの自動運転トラック輸送を運営する「ガティック」とコラボして、テキサス州ダラスにあるカスタマー・フルフィルメント・センター(CFC)から、地域の小売店舗などへの配送を、今年第2四半期から行うと発表した。自動運転車による、ミドル・マイルと呼ばれる、安全で速やかに行われるこの輸送は、クローガーの顧客へのオンライン・グローサリー配達を改善するとコメントしている。

ガティックは、2017年にカリフォルニア州パロアルトで創業され、B2Bのロジスティックにフォーカスした自動運転車による運送を行なっており、小売業ではウォルマート、カナダのロブローとも提携して運行している。ビジネス・ワイア

商務省国勢調査局が発表した2023年2月の小売売上高は、2023年1月から0.4%減少し、休日、営業日の違い及び季節を調整済み(価格変化は含まず)で6,979億ドル、前年比では5.4%の増加となった。2022年12月から2023年2月までの3ヵ月間の合計額は、前年比6.4%増加、2022年12月か2023年1月の変化は、3.0%増加から3.2%増加に改訂された。車と用品,ガソリン販売を除くと±0%(前年比+7.9%)、フード・サービスを除く小売だけだと-0.1%(+4.0%)となる。
販売チャネル別売上推移は次の通り:

販売チャネル 2023年2月/2023年1月2023年/2022年 
車と用品-1.8% -0.2%
家具と家庭雑貨-2.5% +0.1%
家電・電器製品+0.3% -2.8%
住宅資材とガーデン用品-0.1% +0.6%
食品と飲料 +0.5% +5.5%
健康美容商品+0.9% +8.0%
ガソリン販売-0.6% -1.9%
衣料とアクセサリー-0.8% +4.3%
スポーツ用品・趣味・書籍・音楽-0.5% +3.9%
ジェネラル・マーチャンダイズ+0.5%+10.5%
*百貨店(小分類)-4.0%+2.5%
その他の雑貨チェーン-1.8% +4.8%
無店舗販売+1.6%  +8.5%
フード・サービス-2.2%+15.3%

全体的に減少しており、増加したのは家電と電気製品、食品と飲料、健康美容商品、無店舗販売だけだった。ジェネラル・マーチャンダイズにはディスカウント・ストアなど食品販売を扱っている小売業が含まれており、百貨店だけだと-4.0%、前年比+2.5%となる。インフレーションや先行き不安が、生活必需品以外の消費および外食にも影響している様である。

一方、コンフェレンス・ボードは、2月の消費者の自信度(コンフィデンス・インデックス)が1月の106.0(1985=100)から下がり、102.9になったと発表した。予測指標は1月の76.0から69.7に下がっている。特に35歳から54歳までで、年収$35,000以上の世帯の指標が下がっているそうである。