人気店舗のロゴやカラー・デザインをあしらったアパレルやアクセサリーは、常連客に人気となっている。例えばイン&アウト・バーガー、トレーダー・ジョーズ(販売していないが)などで、マニアによって購入されている。
リミテッド・アソートメント・ストア・チェーンのアルディも、同社の特得なカラーとデザインをあしらったギアを販売すると発表した。3月22日から発売で、トラック・スーツ、ボトル、バッグ、帽子、靴下などを$1.49から$9.99で売り出す。2022年にも同様な商品を販売し人気となったため今年も復活させる。同社のナショナル・バイングのバイス・プレジデントであるジョアン・カバナは、「お客様はアルディの商品の価格とバリューを毎日の様に褒めてくれており、これらのスタイリッシュなギアは、そのお返しです」と述べている。

確かに人気ブランドの顧客は、ブランド啓蒙活動に自発的に参加する様である。ブランドにとっては、 あまり経費のかからない効果的な宣伝ともなる。ただ、ファンの期待を裏切るとしっぺ返しを受ける事もあり、商品とサービスを常に期待以上に高める必要がある。最近、ブランドを話題にしたTikTok、ツイートやブログが急増しており、ナルシスト的な自己満足の内容も少なくない。情報の民主化は諸刃の刃でもある。