3月 31, 2023 オンライン・リーテイラー 家電・電子機器チェーン 流通業 経済 0

アップルは、iPhoneを使った支払い機能であるアップル・ペイを提供しているが、これに手数料や利子のかからない割賦払いを導入すると発表した。支払いは4回に分けられ、6週間以内に支払うと、利子や手数料がかからない。該当する購入は$50から$1,000となり、アップル・ペイを受け取るマーチャントで利用が可能となる。利用者は、iPhoneのワーレットで申請する。登録されたデビット・カードからの支払額はアップルペイで管理でき、割賦払いまたは残額全体を支払うこともできる。

Apple Pay Later Screen Shot

最近、若い層や低所得者の間で、ペイ・レイターをグローサリー購入などにも利用していると報じられている。消費者の負債額増加は、住宅ローンの滞納などと共に問題になる可能性があり、景気後退の要因にもなる。

一方、商務省経済分析局の発表によると、2月の個人所得は前月比で0.3%増加、可処分所得は0.5%増加、個人消費も0.2%増加した。また、消費者物価指数は、前月比で0.3%(前年同月比では+5.0%)、食品とエネルギーを除いて0.3%(+4.6%)それぞれ上昇した。

消費が伸びておらず、貯蓄率は1月の4.4%から4.6%に上昇した。収入の増加率に比べ消費の増加率が下回っている。インフレーションなどで消費に慎重になっていると推測される。

*消費者物価の統計値は、労働省の統計より低いが、これは労働省の統計が都会地域の世帯サンプルを対象にしているためで、連邦準備制度委員会は商務省の統計を重視している。