4月 6, 2023 ESG ディスカウント・ストア 会員制倉庫型店 流通業 0

ウォルマートは、急増している電気自動車に対して不足している急速充電施設を、現在国内で稼働している280ヵ所に加え1,300ヵ所を2030年までに開設すると発表した。同社のウォルマート店舗とサムズ・クラブは、アメリカの人口の90%が10マイル(約16Km)圏内に住んでおり、利便な電気自動車の充電施設となる。このネットワークは、これまで遠くへ電気自動車で出かけるのを躊躇していた人達にとって画期的な事となる。また、低価格で提供予定の充電施設は、利用中の店舗での買物や飲食の機会ともなる。そして、同社がコミットしている2040年までの排気ガスゼロの目標の延長線になるのである。充電施設のイラスト ビジネス・ワイア

ウォルマート・スーパーセンターの駐車場は、以前から大型のキャンピング・カーの夜間の駐車を認めており、全米をRVで旅行する人たちの人気となっている。充電施設は、富裕層が多い電気自動車所有者にもアピールするため、最近増えている同社の顧客層にも喜ばれる事になる。ウォルマートのニュースが続いているが、来月末の年次株主総会を控え、様々な成果をアピールしているのだろう。