ウォルマートは、昨日2023年度の年次レポートを発表した。CEOのダグ・マクミランは、株主と社員に宛てた手紙の中で、社員への感謝と共に過去3年の急成長について述べている。過去5年間で1,560億ドル、3年間で1,250億ドルの売上を加え、年平均6%から8%の成長率となった。昨年は、国内以外の売上が9%増加、既存店売上はサムズ・クラブで10.5%、ウォルマートUSで6.6%増加している。サムズ・クラブの既存店売上2桁台増加は3年続いており、会員数も記録となり、Z世代の会員が増えている。電子コマースは世界中で820億ドルを売上、全体の売上の14%を占めた。結果、会計年度を終わるにあたって、昨年度より適正な在庫状況となっている。現在のウォルマートは、人々に導かれ、テクノロジーで力づけられたオムニチャネル小売業で、人々がお金を節約し、より良い生活が送れるように奉仕しており、1992年に創業者のサム・ウォルトンが定めた目的に向かって努力していると述べている。
一方、プラス・サイズ・アパレルのオンライン・ブランドであるエロクイー(Eloquii)をフルビューティー・ブランズが買収したと発表されており、ムースジョー、ボノボスに続く、デジタル・ブランドの売却となる。利益性の改善だとみられる。