5月 6, 2023 ディスカウント・ストア 流通業 3

ウォルマートは、「ses-imagotag」の最新の電子棚札(esl)となるVUSIONを導入すると発表した。最初に国内500ヵ所の店舗で12ヵ月から18ヵ月で6,000万の電子タグを導入、その後拡大する計画である。ビュージョン(VUSION)は、sesの最新の電子タグとなり、取り付け台となる棚のレールを利用した電気の供給、バッテリーを使わないデジタル・タグによる改善された機能、新ブルートゥース基準を利用したサーバーとの低パワー通信、低パワー通信による他の互換機器との連携、既存のESL(電子棚札)に比べ、相当なカーボン・フットプリント削減などの利点がある。

ウォルマートUSのバイス・プレジデントであるバラ・プラサナは、「この棚札の変更によって、時間がかかる価格変更作業を自動化し、社員が大切な顧客サービスの仕事に時間をかけることができるようになります。導入後すでに良い結果が出ており、導入拡大を進めています。」と述べている。

電子棚札は1990年代半ばから使われ始めたと言われているが、暗くて読みにくく単価が高いなどであまり浸透しなかった。最近は価格も下がってきており、色も増え格段に見やすくなってきている。アルディに最近導入されているが、ヨーロッパの見本市であるEuroCISによると、リドルはses-imagotagを導入、アルディは他の電子タグを検討中で、どこの電子棚札を使っているかは不明。日本では凸版印刷及びパナソニック社がses-imagotagと提携している *写真はアルディの電子棚札