ターゲットは4月29日で終わった2023年度第1四半期の業績を発表した。
ターゲット | 2023年度 第1四半期 | 前年比増減 |
総売上 | $24,948 | +0.5% |
営業利益 | $1,328 | -1.4% |
純利利益 | $950 | -5.8% |
1株あたり利益 | $2.05 | -4.8% |
既存店売上は横ばいだったが、新店の売上が収益を押し上げた。店舗の既存店客数は0.9%、既存店客単価は0.7%、それぞれ増加したが、既存店デジタル売上が減少した。デジタル売上では、即日サービスが1桁の中間で増加、特にドライブ・アップの売上は1桁の後半で増加した。カテゴリーでは、ビュティー、食品と飲料、家庭必需品などの高頻度カテゴリーが好調だったが、任意購入カテゴリーが低迷した。在庫は同期末で前年比16%減少、任意購入カテゴリーでは25%減少となるが、必需品カテゴリーの在庫が増えて相殺している。第2四半期は、売上の伸び悩み傾向を元に、既存店売上で1桁台前半の減少、1株あたりの利益で$1.30から$1.70を予測している。
四半期 | 既存店増減 | 店舗増減 | デジタル増減 |
2022 1st | +3.3% | +3.4% | +3.2% |
2022 2nd | +2.6% | +1.3% | +9.0% |
2022 3rd | +2.7% | +3.2% | +0.3% |
2022 4th | +0.7% | +1.9% | -3.6% |
2023 1st | 0.0% | +0.7% | -3.4% |
相対的に堅調な業績である。明日発表されるウォルマートの業績に注目したい。
一昨日レポートしたトレーダー・ジョーズのCEO交代について、オンライン・グローサリーの導入が噂され始めたとみられ、同社のポッドキャストで、経費のかかる不要なサービスはしないと明言している。店舗と商品がブランドとなるトレーダー・ジョーズはしばらく変わらない様である。*トランスクリプトはこちら