5月 25, 2023 家電・電子機器チェーン 流通業 経済 0

商務省国勢調査局が、2020年の国勢調査結果の世帯プロフィルのハイライトを発表している。2010年前から変化している傾向の一部を紹介する。高齢化が進んでおり、65歳以上の人口は5,580万人となり全体の16.8%を占めた。18歳以下の人口は全体の22.1%を占め、2010年から1.4%減っている。主に出生数の減少が要因となる。人種が混ざった人達は、18歳以下に最も多く32.5%を占め、全体では10年間で164%増加した。世帯では、27.6%が1人世帯、2世代世帯は7.2%、53.2%は夫婦の世帯、同性の世帯は1.7%、全体の世帯数は1億2,680万で、10年前から8.7%増加した。全世帯のうち63.1%は持ち家で、これは2010年から2.0%減っている。また、賃貸の世帯は36.9%で、2010年から14.8%増加した。詳細な資料はこちら

家電小売大手の「ベスト・バイ」は、4月29日で終わった、2024年度1四半期の業績を発表した。

ベスト・バイ 2024年度第1四半期前年比増減
総収入$9,467-5.5%
営業利益$311-0.4%
純利利益$244-3.1%
1株あたり利益$1.11+7.4%
単位:100万ドル(1株あたり除く)
カテゴリー別売上占有率既存店売上増減
コンピューター&モバイル42%-13.3%
電子機器(エレクトロニクス)29%-9.8%
アプライアンシス15%-15.5%
エンターテインメント7%+3.8%
サービス6%+12.0%
その他1%-12.1%
カテゴリー別売上占有率と既存店売上増減

既存店売上は全体で10.1%減少、国内では10.4%減少、オンラインの既存店売上は,国内で12.1%、国際で5.5%,それぞれ減少した。国内のオンライン販売は全体の30.5%(昨年は30.9%)を占めている。

2024年度全体では、前期の予測と変わらず、総収入で438億ドルから452億ドル、既存店売上が3.0%から6.0%減少、調整後の1株あたり利益で$5.70から$6.50となる。

昨年後半から、インフレーションなどの影響で、任意購入の商品消費は伸びておらず、ベストバイの業績にも表れている。経費節減努力などで利益は確保している。