今年に入り、商品消費からサービス消費へのシフトが起こり、レストラン業界は成長している。国勢調査局が発表している売上高では、フードサービスの売上が、2022年第3四半期以降、前期比で2.4%増加、2.5%増加、2023年第1四半期も3.2%増加となった。一方、消費者物価指数では、今年に入り外食の物価指数が前年比で+8.6%で、家庭での食事の増加率+7.1%を上回っており、相対的に割高になっている。結果、レストラン業界の既存店売上は1.3%増加したが、客数では3.5%減少したと、業界のコンサルティング会社であるブラック・ボックス・インテリジェンスはレポートしている。消費者は、以前よりディールを求めるようになっており、サーカナ(Circana)によると、第1四半期に何らかのディールを利用した消費者は、クイック・サービス・レストランで前年比84%増加、全体の来店客数の2%増加に対して、ディールを使った来店客数は7%増えた。一方、フル・サービスのレストランでは、客数が全体で1%減少したが、ディールを使った来店客数は4%増えた。ディールを使わなかった顧客は全体の73%を占めたが、来店客数では横ばいだった。最もよく使われたディールはBOGO(Buy One Get One-無料または割引)で、何らかの購入に対して他のアイテムが進呈される販促だった。*写真はマクドナルドの「金曜日はフライが無料」の広告

レストラン業界でも、インフレーションの影響が大きくなっている様である。ネーションズ・レストラン・ニュース