6月 4, 2023 ダラー・ストア.チェーン 流通業 0

ダラー・ストオ・チェーン大手のダラー・ジェネラルは、5月5日で終わった2023年度第1四半期の業績を発表した。

ダラー・ジェネラル2023年度第1四半期前年比増減
総売上$9.342.8+6.8%
営業利益$740.9-0.7%
純利益$514.4-6.9%
1株あたり利益$2.34-2.9%
単位:100万ドル、1株あたりは除く
カテゴリー2023年度第1四半期2022年度第4四半期
消費材81.2%78.9%
季節商品10.3%11.7%
ホーム商品5.7%6.5%
アパレル2.8%2.9%
商品カテゴリー売上構成

既存店売上は1.6%増加、これは主に客単価の増加によるもので、客数は減少した。今期の設備投資は3.63億ドルで、212ヵ所で新規開店、582店舗の改装、22ヵ所の店舗移転を行った。2023年全体では、売上で3.5%から5.0%の増加、既存店売上で1.0%から2.0%の増加、1株あたりの利益では8%の減少から横ばいの予測に下方修正している。

グローサリーなど生活必需品の売上構成が増えており、その分利益率を下げている。また、同社の店舗での社員の安全改善が、株主総会で可決された。最近同店舗で拳銃による犯罪などが急増しているとCNNが報じている。

この発表後、同社の株価は2割弱下げている。インフレーションなどで市場シェアが増えたダラー・ストア・チェーンも、消費者の購買力自体が減少しており、成長があまり望めなくなってきている様である。