スーパーマーケット大手のクローガーは、傘下のクローガー・ヘルスが、「パフォーマンス・キッチン」とコラボして、慢性疾患を持つ人達に対して、栄養士が監修した、根拠に基づいて治療を助ける食事を提供すると発表した。糖尿病、心臓病、癌などを持つ患者に、MTM(Medically tailored meals:医学的に特別に用意された食事)を提供することで、彼らの健康とウェルネスを助ける。最近、タフツ大学の研究員が行った研究では、MTMは160万件の入院を防ぎ、国全体で136億ドルの健康保険会社の医療経費を節約したという結果が紹介されている。調査に参加した患者は、週当たりMTMを10食与えられた。これを10年続けると、節約額は食事の費用を除いて1,850億ドルに上ると推定されている。
パフォーマンス・キッチンは、次世代の慢性病をMTMによって管理する食事を開発しており、そのコストは健康保険によって支払われる。社内に、シェフ、医師、管理栄養士を雇用しており、健康を助ける食事を作っている。
クローガー・ヘルスは、2,200ヵ所の薬局と220ヵ所のクリニックを、35州で運営しており、年間1,700万人の顧客に奉仕している。24,000人のヘルスケア従事者によって運営されている。PRニュースワイア
いわゆる医食同源の考え方だが、最近、アメリカでも医学だけに頼らず健康を目指す人達が消費者に増えてきている。