9月 20, 2023 グローサリー・デリバリー スーパーマーケット フードサービス 流通業 0

最近、ロサンゼルスやニューヨークでは、Z世代を中心に食べ物の好みが変わってきている。ヘルシー傾向だけでなく、世界中の食べ物を試す消費者が増えており、日本の寿司やラーメンは流行りと言うより一般的なメニューになりつつある。ところが、アメリカは広くそれほど変わっていない地域も沢山ある。テキサス州とメキシコで420ヵ所以上の店舗を展開するH-E-Bの傘下で、同社のグローサリーなどを配達する会社であるフェーバーが、初めて「テキサスがどう注文するか?」というレポートを同社のブランドのキャンペーンとして発表した。

テキサス州の人口は約3,000万人で、カリフォルニア州の3/4ほどだが、人口動態的には白人が65%、ヒスパニックが40%、黒人が12%、アジア系は5%ほどとなる。*白人には一部ヒスパニックも含まれるため、合計は100%にならない。

フェーバーは既に8,000万の配達を手がけており、最も人気の高い食事はタコスで、これまでに1,550万が配達されている。2番目と3番目はバーガーとフライだが、地域で人気のBBQもトップクラスに入る。サンアントニオではBBQがトップ、チリはダラス・フォートワース地域でトップとなる。良く言い争いになる、チリにビーンズを入れるかどうかでは、ダラス・フォートワースでは入れず、サンアントニオでは入れるそうである。その他タコスに入れる肉、サルサの種類、包むトルティアの原料(小麦粉かトウモロコシ)など、地域差がある。飲み物では、コーヒー飲料に加え、アルコール類ではビール、マーガリータの人気が高い。それでも、ライス大学では、寿司も好まれ、テキサス大学のアーリントン校では中華のエッグロールも良く注文されるそうである。海に近いヒューストンではザリガニやウドン、コーパス・クリスティでは寿司やイカなども好まれる。PRニュースワイア

文字通り、所変われば食べ物も変わる様である。テキサス州に行ったら、必ずタコスは食べよう。