アマゾンは、これまでアマゾン・フレッシュ食品の配達とピックアップを、同社のプライム会員だけに提供してきたが、これを一般の顧客にも拡大すると発表した。また、顧客の住む地域にあるブリストル・ファームス、カーデナス・マーケッツ、ペット・フード・エクスプレス、ワイズ・アーケッツ、セーブ・マートなどの店舗からの配達も利用できる。近い将来には、傘下のホール・フーズ・マーケットでのピックアップや配達もプライム会員以外に提供される計画である。これによって、国内3,500以上の都市や町に住む消費者が、アマゾン・フレッシュ及びホール・フーズ・マーケットから、最速2時間以内の配達を利用できるようになる。配達費は、買上額や配達希望時間によって$4.95から$13.95となり、プライム会員より多少高くなる。店舗でのピックアップは無料となる。
また、シカゴ地域にある2ヵ所の新改装されたアマゾン・フレッシュ店に続いて、南カリフォルニアのパサデナ、アーバイン、ウッドランド・ヒルズの店舗も改装が終わり改装新開店する。これらの店舗には、2,000アイテム以上の新商品、クリスピー・クリーム・ドーナッツ・ショップなどが加えられている。店舗のチェックアウトは、以前のジャスト・ウォーク・アウトと有人レジに、最新のダッシュ・カート、セルフ・チェックアウト・レジが加えられ、顧客の利便を図っている。
このサービス付加で、アマゾンのオンライン・グローサリーは、競合のウォルマート、ターゲット、クローガーなどとほぼ同等となる。品揃えやセール商品も改善されてきており、ブルームバーグによると、2024年からは新規開店を再開するとアマゾン・フレッシュ・ワールドワイドのバイス・プレジデント、クレア・ピータースが述べているそうである。

近くのパサデナ店が、明日から新装開店するので筆者も行ってみるつもりである。$50以上購入するとプライム会員は25%引きで、先着50名には5ドル(35枚)、10ドル(10枚)、15ドル(5枚)のギフト・カードが配られるそうである。以前の品揃えでは50ドル購入するのに苦労したが、最近は比較的簡単になった。我が家の好みは、バナナ、チョコレート・クロワッサン、紅ジャケ、リブアイ・ステーキ、オーガニックの鶏卵、PBのアイスクリーム、一部の冷食あたりである。