11月 14, 2023 Uncategorized オンライン・リーテイラー 流通業 経済 0

アマゾンは、今年のホリデー商戦で、プライム会員に対して、バイ・ウィズ・プライム商品の購入での、トラッキングや顧客サービスを追加すると発表した。このサービスは、同社のセラーに対して、プライム会員に提供される速い配達や、ほとんどの商品の簡単な返品サービスを提供してきたが、今年のホリデーは、さらに配達状況のトラッキングをラップトップやアプリでリアルタイムに提供、24時間のチャットによる顧客サポート、ほとんどの商品のQRコードを使った簡単な返品処理を加える。また、それぞれの商品には、購入顧客のレビュー、アマゾンの星によるレーティングなども加えられ、顧客の選択を容易にする。一方、このサービスを利用するセラーにとっては、3/4の注文は新規の顧客となり、一部のセラーはさらに多くの新規顧客を得ており、ウィンウィンとなっている。

昨日レポートしたが、10月の無店舗販売は好調だった様で、アマゾンとしては、この勢いをホリデー商戦でも維持するための対策の一つとなるのだろう。

米国労働省労働統計局が発表した、10月の都会地域の消費者物価指数は、季節調整後前月から0.4%上昇した9月から変わらなかった。過去12ヵ月では3.2%(季節調整前)の上昇率となる。食品とエネルギーを除くと0.2%上昇(過去12ヵ月では4.0%上昇)となる。

食品全体は+0.3%(+3.3%)うち外食は+0.4%(+5.4%)、家庭での食費は+0.3%(+2.1)、エネルギーは-2.5%(-4.5%)、うちガソリンは-5.0%(-5.3%)、燃料油は-0.8%(-21.4%)、電気代は+0.3%(+2.4%)、天然ガスは+1.2%(-15.8%)、新車は-0.1%(+1.9%)、中古車は-0.8%(-7.1%)、アパレルは+0.1%(+2.6%)、医療品は+0.4%(+4.7%)、エネルギー関連以外のサービスは+0.3%(+5.5%)、住居費は+0.3%(+6.7%)、運輸サービスは+0.8%(+9.2%)、医療サービスは+0.3%(-2.0%)だった。

家庭での食品は9月に0.1%上がり、10月もさらに0.3%上がっている。主要食品グループ6カテゴリーのうち、4カテゴリーは上がった。食肉、鶏肉、魚、鶏卵は0.7%上昇、うち牛肉は1.2%、豚肉は1.3%それぞれ上昇した。他の食品グループは0.3%上昇、乳製品と関連商品も0.3%上昇した。シリアルとベーカリー商品は、9月に0.4%下がったが、10月は0.2%上昇した。アルコール以外の飲料は9月は変わらなかったが、10月は0.1%下がった。青果は9月と同様10月も変わらなかった。外食は9月と同様0.4%上がり、うちリミテッド・サービスは0.5%、フルサービスは0.3%、それぞれ上昇した。

都会地域の全体の消費者物価指数は、過去12ヵ月で3.2%上昇し、1982-1984年を100とすると307.671となった。