12月 1, 2023 オンライン・グローサリー販売 グローサリー配達 スーパーマーケット ディスカウント・ストア 流通業 0

グローサリー配達とその他の小売業のオンライン販売の配達やピックアップ・サービスを提供しているインスタカートは、同社のインスタカート+の会員に対して、NBCテレビ局の番組をストリーミングするピーコックのサービスを加えると発表した。+会員は月額$9.99、年額$99を支払い、$35以上の購入で無料配達を受けられる。また多くの購入では5%のクレジットもリワードとして貯まる。インスタカートは、国内1,400以上の小売業のチェーンや独立店の配達を、最速1時間で配達しており、最近では、アルコール飲料の配達を、ニュージャージー州でも始めている。

これらのサービスで、同社はアマゾン、ウォルマート、ターゲット、クローガーなどのサービス内容にかなり近づいてきている。今年の9月には株式をNASDAQで上場しており、株価は当初の$30から17%弱下がっている。

インスタカートの配達はそれほど使っていないので、客観的ではなく筆者の主観となるが、いくつか問題がある。まず、配達が契約のギグワーカーによって行われるため、個人差がある事である。アプリによる連絡はこまめに来るが、実際の配達人の動きが反映されていない。ショッパーを兼ねている場合も多く、先日頼んだケースでは、ウーバーのドライバーが購入して届けにきた。店舗ピックアップを頼んだケースでは、オンラインである筈の商品が在庫切れで、ピックアップに行く間際に取り消し通知があった。たまたまその店の近くに居たので、店舗で社員に聞いたところ、かなり前から在庫が無かったそうである。

上記の例は、両方ともアルディなので、売価を店舗とオンラインで同じにしているアルディのピックアップや配達は、利益率が低い事が理由かもしれない。東南部のパブリックスではインスタカートの評判が良いと報じられており、配達量が影響している可能性もある。

グローサリー・ピックアップで成長しているウォルマート、ターゲット、クローガーは、少なくともショッパーはそれぞれの社員が携わっており、これまでの経験でも悪くない印象を持っている。オンライン・グローサリーが急成長してきている現在、グローサリー・ピックアップの将来性を理解するためには、頻繁に利用している消費者の、購入商品カテゴリーの傾向を調査して利用方法を明確にする必要があると思われる。例えば、ウォルマートのピックアップでは、ステーキと、飲料水ボトルを2ケースほど受け取っているのを見かけた。一方、高級グローサーのエアウォンでは、食品一般を2つのバッグに満載したショッパーがいた。顧客のデモグラフィックによっても違うのだろう。