12月 15, 2023 会員制倉庫型店 流通業 0

会員制倉庫型チェーン大手のコスコは、11月26日で終わった2024年度第1四半期の業績を発表した。

コスコ 2024年度第1四半期前年比増減
総売上$56,717+6.1%
会員費$1,082+8.2%
営業利益$1,984+13.3%
純利利益$1,589+16.5%
1株あたり利益$3.58+16.6%
*100万ドル(1株あたり除く)
事業地域2024年度第1四半期
US+2.6%
カナダ+8.2%
その他国際+7.1%
全社+3.9%
電子コマース+6.1%
既存店売上状況 *ガソリン売価の変動と為替は除く

以下は、業績発表時のCFOリチャード・ガランティのコメントの一部:

今期は生鮮食品の売上が好調で、食品と必需品が次に良く、非食品に関しては9月と10月より改善、電子コマースも同様だった。既存店の客数は世界中で4.7%増加、国内では3.6%増加した。客単価は世界で0.9%下がり、国内では1.6%下がった。感謝祭には、人気のパンプキン・パイを290万個販売、リンゴとピーカンのパイは130万個販売した。会員の更新率は世界で90.5%、カナダと国内では92.8%、会員世帯数では7,200万となる。

今期、1ヵ所の移転を含み10箇所で新開店、増えた店舗数はカナダで1ヵ所、国内で8ヵ所だった。今年度全体では、2ヵ所の移転を含み33ヵ所の新開店を計画している。

電子コマースでは、食品、ギフトカード、ペット用品、スナックなどが好調で2桁の中間で増加、アプライアンスは20%の中間で成長した。不調だと言われている家電でも、テレビは1桁の後半で成長した。配達のコスコ・ロジスティックスは、今期80万件の配達を行い前年同期より17%増加した。話題となった1オンス(約567グラム)の金の延べ棒は1億ドルを売上*(一個$2,069.99で売られ、すぐに売り切れた)、ベーブ・ルースの署名入りのカードを2万ドルで販売、その他ディズニーなどのギフトカードも人気が高かった。

今期のインフレーションは、輸送費のデフレなどがあり、全体で0%から1%となった。小売業界全体では、デフレによって利益を減らしているところが多いが、コスコでは利益を増やしてきている。これは、売上重視の経営によって、売価が下がっているカテゴリーは、経費をかけても販売量を増やしている。高品質と相対的な安さが顧客に支持されおり、結果として売上増加と利益増加を生んでいる。会員費の値上げについては、いずれ上げる時が来るが、現在の財務状態には満足していると述べている。

コスコの株は人気で、今年45.62%上昇している。この発表時に、来年1月12日に特別配当を1株あたり15ドル(総額67億ドル)支払うと発表している。