4月 20, 2024 ディスカウント・ストア 流通業 0

先日前編を投稿した、「ウォルマートの店長の1日」の後編を下記します。

昼食と事務所での職務を終えたハート店長の午後の仕事は、彼女の補佐であるコーチとのミーティングで始まる。

1:00pm ウォーキートーキーでコーチ達を、トレーニング・ルームに集める。この部屋にはコンピューターが備えられ、社員のオンライン・トレーニングに使われている。売価変更など、この日に行われる予定の作業の確認を行い、最近アップデートされたウォルマート・アプリのダウンロードをする様に徹底する。このベータ版のアプリは「Nil Picks:棚の品切れ」の問題にもフォーカスされている。地域マネージャーとの店回りで話題となった、一部の瞬間接着剤が本来ある筈の棚ではなく、ハードウェア部門の棚で見つかった件に関連している。また、社員の服装に関してもポリシー違反が指摘された。ベストは常に清潔に保たれ、必ずチャックは閉めていなくてはならない、スウェット・パンツやレギンズの着用も禁じられている。コーチの一人は、その日に配達予定の非食品のトラックがシステムの計画外だったと述べた。予定外の配達は荷下ろしの計画を乱し、無駄な人件費となる。

1:45pm人事部とのミーティングの時間である。それぞれの店舗には、人事担当のマネージャーが社員の諸問題に取り組んでいる。店長とマネージャは、本社が提供するデータと部門毎の数字を比べ、どの部門に人材が必要かを検討する。個別の社員では、どの社員をそれぞれの部門で伸ばすか、他の部門の移すか、また就労時間をどうするかなどを話し合い、会社のニーズと社員の希望を出来るだけ満たす決断をする。

2:30om 店長は、荷下ろしのドックにて入ってきた配送トラックの作業状況を監督した後、グローサリー部門に向かう。午後3時頃には、他の社員と共に、店頭に集まり、「アライブ@5」と呼ばれれている、夕方以降の1日で最高の繁忙時の準備が出来ているかを確認する。例えば、青果やパン類の在庫、デリのロテサリー・チキンは充分あるかなどである。ハート店長は、繁忙時間に訪れた顧客に対して、朝の売場状況と同じくらい整っていないといけないのですと述べる。その後、オンライン注文のハブに向かい、ピックアップや配達用の注文商品の処理状況を確認する。

4:00pm コーチとの最後のミーティングを彼女の事務所で行う。その日問題となった、在庫や陳列を再確認する。その後店内に戻り、スマートフォンを使いながら、補充注文、在庫調整などが正確に処理されたか確認する。5時頃にはハート店長は帰途につくが、7分ほどの運転時間にもその日の仕事の反芻をしているそうである。WSJ

アメリカで年商1億ドルというと中サイズの会社である。店長は、経営者として、そして300人以上の社員のメンター及び監督として職務をこなしていかなければならない。同時に、本社に対して信頼がおける幹部の一人となる事も必要である。年収20万ドル以上の価値があるのは明白だろう。