5月 15, 2024 フードサービス 流通業 経済 0

アメリカで最大のシーフード・レストラン・チェーンであるレッド・ロブスターが倒産申請間近だとウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。ABCニュースによると、650ヵ所ほどあるレストランの内99ヵ所が既に閉鎖されたそうである。同社は昨年22億ドルのほどの売上をあげ、2022年から8%下げている。低所得者層の来店が減っていることが要因だと説明されている。また、高金利による利子負担も経営を圧迫している。倒産申請によって、店舗の家主との家賃引き下げが交渉されるとみられる。

*Courtesy of Red Lobster Hospitality LLC

消費者物価の動きでも外食の費用は上がっており、来店客数への影響に加え、競合によって利益も落としていると想像される。

米国労働省労働統計局は、2024年4月の都会地域の消費者物価指数が、前月から0.4%上昇した2024年3月から、季節調整済みでさらに0.3%上昇したと発表した。過去12ヵ月では3.4%(季節調整前)の上昇率となる。食品とエネルギーを除くと0.3%上昇(過去12ヵ月では3.6%上昇)となる。

食品全体は±0%(+2.2%),うち外食は+0.3%(+4.1%)、家庭での食費は-0.2%(+1.1%)、エネルギーは+1.1%(+2.6%)、うちガソリンは+2.8%(+1.2%)、燃料油は+0.9%(-0.8%)、電気代は-0.1%(+5.1%)、天然ガスは-2.9%(-1.9%)、新車は-0.4%(-0.4%)、中古車は-1.4%(-6.9%)、アパレルは+1.2%(+1.3%)、医療品は+0.4%(+2.5%)、エネルギー関連以外のサービスは+0.4%(+5.3%)、住居費は+0.4%(+5.5%)、運輸サービスは+0.9%(+11.2%)、医療サービスは+0.4%(+2.7%)だった。

家庭での食費は前月とから0.2%下がり、6食品グループのうち3グループの価格は下がり、3グループは上がった。食肉、鶏肉、魚、鶏卵は0.7%下がり、うち鶏卵は7.3%下がった。青果は0.8%下がり、非アルコール飲料も0.2%下がった。シリアルとベーカリー商品は、0.9%下がった3月から0.6%上昇、その他と乳製品は0.1%上昇した。

外食は3月と同様0.3%上昇、リミテッド・サービスは4.0%、フルサービスは0.3%、それぞれ上昇した。

都会地域の全体の消費者物価指数は、過去12ヵ月で3.4%上昇し、1982-1984年を100とすると307.811となった。

インフレーションは、先月より多少鈍化してきている。特に家庭での食費は上がっておらず、生活への影響が減っている。ただ住居費は上がり続けており、逆に消費者の負担を重くしている。コアとなる食品とエネルギーを除いた物価が安定すれば、連邦準備制度委員会による誘導金利(現在5.25%-5.50%)の引き下げの見込みが出てくると思われる。

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