5月 25, 2024 ディスカウント・ストア 流通業 0

ターゲットは、5月4日で終わった2024年度第1四半期の業績を発表した。

ターゲット 2024年度第1四半期前年比増減
総売上$24,143-3.2%
総収入$24,531-3.1%
営業利益$1,296-2.4%
純利益$942-0.8%
1株あたり利益$2.03-1.0%
単位:100万ドル(1株あたり除く)

既存店売上は前年比3.7%減少、デジタルの既存店売上は1.4%増加、即日サービスは9%ほど増加し20億ドル以上となり、うちドライブ・アップは13%以上増加した。

同社CEOのブライアン・コーネルは、「第1四半期の結果は予測に沿っており、売上は、デジタル・ビジネスと即日サービスなどによって、3四半期続けて改善している。顧客は新鮮な商品とバリューに呼応しており、新しくされたターゲット・サークルの結果は好調である。今後も低価格、適切な品揃え、利便さなどを提供し長期的な成長を目指す。」と述べている。

今年度全体では、既存店売上で0%から2%の増加、調整後1株あたりの利益で$8.60から$9.60を予測している。

下記は業績発表時の投資家とのコンフェレンス・コールでの重役のコメントの一部:

商品カテゴリーでは、ホームとハードラインが低迷し、チームは商品の仕入れコストを下げて顧客に還元、一部の商品は販売量増加に寄与した。ビューティーは、アルタを中心に好調で1桁の前半で成長、自社部門ではパーソナル・ケアとスキン・ケアが良かった。アパレルは前年比で1桁の前半で既存店売上を下げたが、昨年の第4四半期からは4%ほど成長している。3月に発売したダイアン・フォン・ファステンバーグの春のコレクションが人気で、数百万の新規の訪問者がサイトを訪れ、オンライン注文のバスケット・サイズを平均15%増やした。必需品は1桁の前半で既存店売上が下がったが、季節性の高い食品と飲料は好調だった。エンターテインメントは、1桁の後半で成長、特にテイラー・スウィフトの「苦悩する詩人」の専売アルバムは大人気となった。スポーツ用品カテゴリーでは、プリンスとのコラボが効果的だった。

4月に刷新されたロイヤルティ・プログラムのターゲット・サークルは今期100万人以上の新会員を加え1億以上の会員プログラムとなっている。マーケティング・キャンペーンによって、ソーシャル・メディアでは、昨年に比べ6倍話題になった。春のターゲット・サークル・ディールでは、ウェブ/アプリ訪問者の記録となり売上増加に貢献した。

第2四半期には、バリューを求める顧客に応えるため、5,000アイテム以上の頻繁に購入される商品の値下げを行う。

この発表の後、同社の株価は7%ほど下がっており、投資家は同社の速やかな回復を予測していない様である。確かに過去数年の急成長は維持できないかもしれないが、5.3%の営業利益率は決して悪くないと思う。因みに、先日同期の業績を発表して株価を上げたウォルマートの営業利益率は4.2%である。

大統領も同感の様で、ターゲットが新たなグローサリーの値下げを発表した事に対して、バイデン大統領は、自分の要請に応えたものだとXで称賛し、他の大企業も消費者に還元するよう要請している。現政権のトップからの称賛は少し皮肉っぽいが・・・