6月 22, 2024 フードサービス 流通業 経済 0

カリフォルニア州のファースト・フード・チェーン社員の最低時給の$20への引き上げなどによって、多くのチェーンが値上げを行なった。その結果、ファースト・カジュアル・チェーンとのメニュー価格差が減り、消費者の外食レストランのシフトが起こっているCNBCが報じている。例えば、チリーズの親会社であるブリンカー・インターナショナルや、アップルビーズの親会社ダイン・ブランズなどでは、ファースト・フード・チェーンからの顧客の移動が起こっているそうである。チリーズは、同社の宣伝で、マクドナルドのビッグマックのメニュー価格と比較して安さを強調している。ダイン・ブランズのCEOジョン・ペイトンは、ディールを提供して、ファースト・フードの顧客を誘致していると、5月のCNBCのインタビューで述べている。先日業績を発表したダーデンズCEOのリック・カーディナスは、投資家とのコンフェレンス・コールで、カジュアル・ダイニングへの消費者シフト傾向を述べている。

実際、5月の消費者物価指数では、外食全体の物価が0.4%上昇した中で、フルサービス・レストランは3.5%上昇、リミテッド・サービスは4.5%上昇と、ファースト・フードの値上がりが加速していることを示している。この傾向は今年の3月から続いており、物価に敏感になっている消費者の値打ち指向が表れていると見られる。一方、ファースト・フード・チェーンもディールを出し始めており、マクドナルドでは、テネシー州メンフィスのレストランなどで、無料のフレンチ・フライ、$5のミール・ディーズなどで奉仕していると発表している。小売業でまだ成長している数少ないカテゴリーの一つであるフード・サービスにも、消費低迷の影響が出始めているようである。