5月 10, 2021 ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマートのグローサリー販売は、これまで最大の市場シェアを誇ってきたが、最近その地位が揺らいでいると、広告会社が作成し今年2月にウォルマートに提出した100頁の市場分析資料で指摘されている。同社の成長の牽引車となってきたグローサリー・ビジネスが、競合他社であるパブリックス、ターゲット、アルバートソンズなどに奪われており、顧客にとってウォルマートが最初の選択肢で無くなってきている。オンライン・グローサリーにおいても最大のシェアを持つウォルマートだが、パンデミック後にはインスタカートの市場シェアが急増し、ウォルマートに迫っている。資料によると、パンデミック以前はウォルマートのオンライン・グローサリー・ピックアップ/デリバリーの市場シェアは40%ほどで、インスタカートの20%ほどを大きく上回っていたが、パンデミック後の今年2月の時点では、ウォルマートが31%、インスタカートが30%と迫ってきている。

ウォルマートのオンライン・グローサリー市場成長を目指し導入された「ウォルマート+」にしても、更新率は改善してきているものの、改善の余地がかなりあると指摘されている。このプログラムは発足後まだ1年が経過しておらず、無料の試用期間も終わっていない会員も少なくない。無料配達、ガソリン割引、セルフ・チェックアウトなどに加えて新しい恩典付加が急務だと指摘されている。ウォルマートが市場シェアを維持/成長するには、品揃えと品質そしてバリューをさらに高める必要があると結んでいる。レコード

ウォルマートは、市場シェアに加えて、eコマースの利益率改善も優先項目になっており、パンデミック後の戦略が検討されている。来週火曜日に発表予定の2022年度第1四半期の業績が注目される。