5月 16, 2021 オンライン・リーテイラー スーパーマーケット 流通業 0

親会社となるAmazonの傘下であまり目立たない存在となっているホール・フーズ・マーケットだが、店舗数、社員数は着実に増えており、将来の成長のための戦略を発表している。Amazonが発表している業績では、ホール・フーズ・マーケットの売上は実店舗として含まれており、オンライン販売額は含まれていない。過去3年の売上では、2018年/172億ドル、2019年/172億ドル、2020年/162億ドルと下がってきているが、同部門のオンライン売上は2020年に3倍に成長したと述べられており、オンラインの販売を10%(20%)と仮定すると、2020年の売上は214億ドル(265億ドル)となり前年度比11.9%(23.5%)の増加となる。実際、社員数は2020年に1万人加え10.5万人に増えており、現在でも1万人の追加雇用計画がある。店舗数はすでに500ヵ所を超え、今後40ヵ所の新開店が計画されている。仕入れを統括するマーチャンダイジング・チームを地域から本部統括に変更、人事部門(TMS)も調整、テクノロジー部門では社内での人材育成を補強し顧客経験を改善すると述べている。

業界誌などでは、この発表はリストラの様に報じられているが、Amazon全体の食品販売成長戦略に沿った変更だとみられる。Amazon Fresh店舗でも、ホール・フーズで学んだノウハウが生かされており、ホール・フーズの134 億ドルの買収は無駄にはなっていないと思われる。