6月 7, 2021 スーパーマーケット 流通業 0

スーパーマーケット・チェーン大手のクローガーは、1万人を新規雇用、6月10日に全米でジョブフェアをバーチュアルと店舗で行うと発表した。採用されるのは、店舗、eコマース、薬局、食品工場、ロジスティックス・オペレーションなどとなる。同社傘下チェーンの平均時給は過去3年ほどで$15.50に引き上げられており、2021年にも3億5000万ドルを投資、平均時給を$16に引き上げる予定である。採用されると、パートタイム、フルタイムにかかわらず、高校卒業資格のGEDから博士号取得まで、様々な学費補助プログラムが用意されている。すでに6000人の社員が利用しており、彼らの87%は時給社員だった。勿論、健康保険などのベネフィットも完備、店舗購入での割引なども提供される。

最近失業率は下がってきているが求人難となっており、レストランや小売業などでは、週300ドルの国の失業保険上乗せ分が、就労数が増えない原因だと言われている。つまり働くより失業手当をもらっている方が所得が多くなるためである。実際、25州ほどは既に国の補助分を削減している。ただ、それだけではなく、パンデミックによるチャイルドケア不足や職場の安全性に対する不安なども影響している。また、雇用の中心がミレニアルやZ世代に移行してきており、住宅や株価バブルを経験している彼らは、将来性のある職場を求めており、給与だけでなく、スキルアップやキャリア育成の機会が不可欠となっている。上記のクローガー学費補助、Amazonのキャリア・チョイスやウォルマートの「リブ・ベター・U」などは、この傾向を如実に表している。