6月 10, 2021 スーパーマーケット 流通業 0

クローガーは、英国のオカドと提携して建設を進めている、オンライン用のフルフィルメント・センターの2ヵ所目がフロリダ州グローブランドで稼働を始めたと発表した。カスタマー・フルフィルメント・センター(CFC)と呼ばれる施設は37.5万平方フィート(約3484平米)の広さで400人ほどの社員を雇用、180人ほどで運営されるスポーク拠点をタンパやジャクソンビルなどに持ち、効率の高い配送を行う。ハブとなるCFCには1000以上のロボットが水平と垂直方向に自動的に動き回り、商品の収納とピックを行う。配達時間直前に集められる商品は、アルゴリズムによって重さ、嵩などによって最適なバッグ数になるようトートで集められる。また、壊れやすい商品は上に置かれ、梱包された商品は温度管理されたバンで顧客宅へ配達される。競合他社との差別化として、顧客のロイヤルティ、配達時間、リードタイム、ルートの最適化などによって調整される配達費が用意され、配達人へのチップは請求されない。フロリダ州ではまだあまり馴染みのないクローガーだが、新鮮で求めやすい食品をeコマースによって広く知ってもらい、将来の成長につなげたいと期待している。

Kroger Delivery Arrives in Florida

フロリダ州はパブリックスが高い市場シェアを維持している地域である。同社のオンライン・グローサリーはインスタカートによって運営されており、配達料、売価なども店舗よりは高く設定されている。自社運営となるクローガーは店舗と同じ売価で販売し、チップも請求されなければ価格競争力はかなり高まる。店舗建設にはある程度時間がかかるため、その間eコマースで顧客を増やそうという事だろう。引退者も多い地域で、彼らは価格訴求が強いため差別化にはなると思われる。