6月 24, 2021 ドラッグ・ストア 流通業 0

ドラッグ・ストア・チェーンのライト・エイドは、5月29日で終わった2022年度第1四半期の総収入が前年度比2.2%増加し61.6億ドル、純損失は1310万ドル(前年度は7270万ドルの損失)、1株あたりでは$0.24の損失($1.36の損失)だったと発表した。同期に470万ほどのワクチン接種を行い、昨年末から600万以上の接種数となった。小売薬局部門の収入は5.5%増加し43.5億ドル、既存店売上は1.4%増加となった。薬局部門の既存店売上は8.2%増加、フロント・エンドは12%減少した。うちタバコ販売中止の影響が11.5%含まれる。ファーマシー・サービシス部門の収入は5.3%減少して19億ドルで、大口の顧客の喪失とメディケア・パート会員の減少が主な要因だった。今年度全体では、総収入で251億ドルから255億ドル、純損失で1.75億ドルから1.38億ドル、調整後EBITDAで4.4億ドルから4.8 億ドルを予測している。

新しい旗艦店は同期に7ヵ所開店し全体で10ヵ所となった。ビューティー・カテゴリーは20%増加、店舗全体では5%の売上増加となっている。2500ヶ所以上のチェーン全体でのリマーチャンダイズのイニシアチブは、パンデミック前からの2年比較で、調整されたカテゴリーで4%ほど成長した。これは例年に比べ激減したインフルエンザや風邪の影響を含んでの結果だった。好調だった商品は、マルチ・カルチャー商品、CBD、ビタミン、生鮮食品、化粧品、ガーデン装飾品、ファースト・エイドだった。フロント・エンドの市場シェアは、2年越しで増加、ターゲット市場では前年度及び2年越しで増加した。自社ブランド商品は50アイテム発売し、今年度全体では300アイテムほど加える計画である。

業績発表時の投資家対象コンフェレンス・コールでは、ワクチン接種(経費後一回$15)による追加収入がEBITDAのほとんどを占めているため、設備投資、負債の利払いを考慮すると、接種が減ると予測される第2四半期以降の業績見通しが明るくないと指摘があった。今年度予測のEBITDAは昨年度から微増となり、30億ドル以上の長期負債を抱えるライト・エイドの黒字化はまだ時間がかかりそうである。株価はこの発表後14.5%ほど下がっている。また、同社の買収案が出てくるかも知れない。