7月 27, 2021 ディスカウント・ストア 流通業 0

ウォルマートは、これまで「リブ・ベター・ユニバーシティ:LBU」の教育プログラムで、1日$1の個人負担で残りを奨学金で支給してきたが、これを全額支給に変更し、国内150万人ほどのパートタイムとフルタイムの社員に提供すると発表した。同社は、このプログラムを含み、社員のキャリア構築のためのトレーニング及び人材開発に対して、今後5年間で10億ドルを投資する。

LBUプログラムは、2018年6月から始められ、当初は50のプログラムを1日$1で提供、その後テクノロジーやヘルス&ウェルネスなども加え、12,000人以上の学生、1,000人以上の卒業生を生み出した。また、採用日から申請可能にした結果、学生は25,000人以上、卒業生は3,500人以上に増えた。2021年2月には、小売、英語、テクノロジーのプログラムも加えた。2021年7月には、学生数52000人以上、卒業生は8000人を超えている。奨学金が適用される大学も4大学が加えられ、全米で10校となった。

フォーブス誌によると、2020年の学生ローン残高は1.56兆ドル、学生数では4500万人とレポートされている。現政権でも債務の免除を検討している社会問題の一つとなっている。小売業に従事する人達にとって、大学教育はキャリア育成となり社会でのモビリティを容易にする。Amazonでも「キャリア・チョイス」とよばれるプログラムを、入社後1年以上の社員に提供しており、学費の95%までを支給、大学は指定されておらず、認定されている大学ならどこでも行ける。最近求人難になっている小売業界では、良い社員をキープする事が、新規採用以上に重要になってきている。