9月 11, 2021 オンライン・リーテイラー 流通業 0

カリフォルニア州議会は、州内の配送センターを管理する法令(AB-701)を可決、州知事が署名すると法制化される。これは配送センターで働く社員の労働環境を守る事を目標としており、各配送センターは、社員の生産性を管理する目標値など管轄官庁への報告が義務付けられる。この法令は主にAmazonをターゲットしており、同社で使用されているAIによるアルゴリズムが必要以上に社員の負担となっているための救済法案とみなされている。地域の労働組合のまとめた調査では、Amazonのフルフィルメント・センターで働く社員の負傷率は、他の施設に比べて80%高いという結果がでている。因みに、2020年にAmazonの施設で重傷を負った社員は100人中5.9人だったそうである。Amazonは社員の生産性を測るためアルゴリズムを使っており、トイレ休憩などの時間も影響すると言われている。この法令が施行されると、州内の配送センターは、様々な報告義務及び監督官庁による指導が行われる事になる。Amazonを初めほとんどのビジネスはこの法案に強く反対している。CNBC

以前にAmazonの配達ドライバーは、時間を節約するため尿瓶を使っていると批判された事があったが、会社として勧めているわけではなく、生産性が高く歩合給の高い社員が自発的にした行為だと思われる。単に会社を責めるのでなく、正当で運用可能なルール造りをしたほうが効果的だと思う。アメリカ自体が競争社会であり、それが国の生産性を上げているのは事実である。